2012年5月7日月曜日

4連休もワークベンチ



ワークベンチファンのみなさまお待たせしております(?)。あまり広げようという努力はしていませんので、何か妙ちくりんな検索にかかってお見えになる方はいらっしゃるようで、きっと読まずに出て行くひとも多いのでしょ。でも気にせず勝手に独りの世界で進めています。日本で本気でRouboを作った、作ろうと考えている人はいませんか?
ところで、連休後半は厚み出しと接着で終わりそうです。いや、削った削った。挽き割りの粗材で買ったのを一生懸命切って削ってしましたところ、32-33mmあった材厚は27-30mmまで落ちました。おがくずが45Lの袋5杯は出ました。表面だけ粗いならまだよいですが、弓なりに反っているとロスが大きくなります。脚は短かったので30mmくらいになりましたが、天板のほうは長いので反っている分ロスが大きくなりました。キャビネットなど厚みを決めて作る場合は考えどこです。

先日紹介した、プレススクリューですが、Jorgensenのものです。ところが、この道具は「プレス」器製作用ということなのでしょうか。上の写真のパッドの部分には何にもネジ穴がありません。
↓こちらでまさしく私が作ろうとしているWagon Viseについての製作記事が出ていましたが、
こちらの紳士は鍵穴状に板を加工して挟んでます。私も最初はそんなことを考えました。

9800円のドリルプレス(ボール盤)ですが、何の苦もなくネジ穴貫通できました。
そして、キュルッとネジで留めてしまいました。関係ありませんが、ドリルプレスはもう少し懐が深くて馬力が1.5か2くらいのがほしいです。二つあるときっと便利でしょうね。


ワゴンバイス用の駒です。ベアリングをスライダーにしてみることにしました。前出リンクの紳士は古風に木の凸凹でスライドですね。特にスムーズに動かなくてはいけないわけではないと思いますが、簡単に安くできる方法がいいですね。使ったベアリングはMonotaroでやけに安いので在庫しておいたものです。この駒の大きさですが、いまは両側0.5mmの隙間が空く計算で1mm小さくしています。リンクの紳士さんはほぼ隙間なくぴったりにしているようです。木の削りかすが詰まることになるので、入んないくらいぴったりか、スケールとかで掃除できるくらいそこそこの隙間がないといけないでしょう。しがしレールがあるとその上に溜まってしまいます。そういう意味でもベアリングはグッド。Chris著のワークベンチブックではEnglish ベンチのほうにワゴンバイスが紹介されています。ここではダウェル(ダボ)を使ってます。





 さて、この駒にベンチドッグの穴を開けますがこのベンチドッグの径は19.1mm(3/4")です。この0.1mmが侮れない差です。
実はドリルビットが19mmと20mmしかないのを忘れていました。






試しにハンドドリルで開けてみると、入るのです。






あれ、おかしいなと電動ドリルで開けてみると、入りません。ここで悩みました。全部をハンドドリルで巧い事(へたくそに)やるか?Amazonに3/4"入りスペードビットセットを発注しました。他に買うものないか、思いつきませんでしたが、ベンチクッキーを足して送料$12.94。オフコーポレーションで3/4"のブラッドポイントビットは売ってますが、6千円ではね。ところで、スペードビットってうまいこと削れるのでしょうか。Amazonリビューは5点連発なので、大丈夫でしょう。
DeWALTはプレーナーがウチでがんばっているので好きです。


次に加工したのは脚のテノンを入れるモーティスの部分です。Chris師匠はテノンは4枚の板の内側2枚ををずらしてテノンにしていることを巧いやりかただよと著書で紹介しています。ですがモーティスのほうはドリルで掘ってからチゼルで整える普通のやり方を紹介していました。私はモーティスもちょっと省エネでやってみようかと思います。上の写真は天板の2枚目と3枚目を接ぎあわせたもの。これをテーブルソーで目一杯カットします。



2-1/8"の深さまでカットしたいですが、まずは両端。ほぼ垂直に切れました。


何度か切って、さらに届かない深さは手のこで、

 と思いましたけど、丸のこで切ってしまいました。20mm幅くらいしか切りかいてませんが、





バンドソーの刃が入る分だけってわけです。シュッとカットしてごみも少なく。



試しに合わせるときつかったのでテーブルソーで0.2,3mmくらいを削いで残りはチゼル(のみ)で。もう一度合わせると巧く入りました。この調整ができるのがこのやり方の一番のメリットだと思います。 そして、手前に2mmくらい出てますがここにも接ぎ合わせの4枚目が来ます。写真撮ってませんがトリマーで2mm掘り下げました。というわけで比較的楽にまっすぐのモーティス(ほぞ穴)ができて、よかったなというわけです。これを4つです。
正直大きいのでボール盤にはまったくのりませんし、最後の調整をチゼルでガンガンやるとぐだぐだになるので、へたれはこんなやり方がいいです。
ちなみにこの床柱みたいなやつの重さを量ると13.8kgありました。4枚です。21枚になると...70kgくらい。思ったより軽い?ですかね。出来上がりは150kgくらいでしょうか。


真ん中にほぞができています。
クレマチスマルチブルー
木ばっかりなので、最後にお花。

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