2012年6月17日日曜日

ワークベンチまだ製作途中

オリジナルの製作工程はまずスラブ(天板)をはぎ合わせてしまってからほぞを掘ったり脚を作ったりするのですが、場所が狭いので接ぎ合わせの前に他のことをいろいろやってしまおうと考えていました。 なのでスラブの脚を受けるほぞ穴を妙なテクニックを駆使して楽に作ろうとしたりしていたわけですが、脚のほぞは普通に掘らなければならなくなりました。以前ご紹介したようにこのあんよ達は大きいのでボール盤やちっちゃなモーティスジグでは太刀打ちできませんので、テンプレートを作りました。ストレッチャーをこさえたときにでた余りの薄板を接いで作りましたが、妙に正確にできてしまいました。

 けがいたところの角をスペードビットで掘ります。5/8"ビットを使ってみましたが、役立たなさそうな見た目と違ってざくざくと掘れて、いい感じです。
最初のテンプレート何に使うかというと、トリマー・フラッシュビットを使って倣い堀りするためなのですが、いきなりトリマーだと何度も堀り深さを変えてやらないとならないので、先に大まかにドリルで掘るんです。削りかすの飛び散り方も少ないですしね。

真ん中3つは1”ビットで。深さ1-1/2"掘りたいのですが真ん中のブラッドポイントが大きいので1-1/8"程度までにしておきます。


大まかにのみで。

トリマーはE-Valueのトリマーが安売りしていたときに2個買って使ってます。ベースできずがつく傾向があったので右側はアクリルでベースを自作したものです。ですがもともと4点のネジ位置がセンターになかったようで結局ビットがセンターには収まっていないのでガイドジグを使った作業などのときは左のものをまだ使っています。ベースをあてる「辺」を確認しないと距離が変わったりするので、気をつけて使っていますが、 可能な場合はベアリングつきのフラッシュビットを使っています。もうすぐDEWALTの618PKルーターがアメリカからやってきますのですが、センターずれしていないといいな。
ところで、左と右のビットの設定...この作業に径は関係ないですが...高さが変えてあります。左のビットが20mmくらい。右のビットが38mm、で、いちいち高さを変えることなく、さっさと作業が進むってわけです。作業場が広ければワークを並べておいて流れ作業もできるかもしれませんが、狭いんでね。道具がいっぱいあると効率的に作業できるってわけです。プランジルータがあれば済む話?そうですね、早くこないかな。
ああ、写真は例のテンプレートを乗っかってます。おんなじ材だからわかりにくいですね。


このワークベンチを作るために買ったツールはいろいろありますが、ロバートソービーの角のみまで買ってしまっていたんですね。使用感は....普通のモーティスチゼルの勝ち、のような気がします。

これも角のみの一種。コーナーチゼルです。あんまり出番ありませんが、これはオートマティックにコーナーが出せて、フフフン、という感じです。浅いですが、角さえ出せればね。コーナー丸いままのほぞ穴に合わせてテノンのコーナーを丸くする方法もありますが、やはり角があったほうがきれいに組み立てられるように思います。


ぴったり。


スラブのまん中から右側はすでに接着してます。全部いっぺんにやったら.....接着剤が間に合わずにえらいことになりそうだったので、分けてます。ここで、スラブのモーティスがすでに開いているということは...?と気がつきました。上下のモーティスが正確にアラインしてほしいですね。接ぎ合わせクランプするとワークが滑ってずれてしまうことがよくあるので、考えました。うーん、脚を差し込んでみよう。ストレッチャーも。結構うまくいきそうです。普通に卦がいてほぞ穴掘るより結果は良いのでは?まだドライアセンブリです。


ついにスラブを接ぎ合わせました。アライメントも問題なく。テールバイスの駒がちょっときついかなというぐらいです。パイプクランプも買った分だけ全部余すことなく使いました。始める前はちゃちなUNIクランプ4本じゃ足りないかな~程度に考えてましたが、ワークベンチブックを読み進み、材料を仕入れるにつれ、もっといるな、まだ足りないなと買って結局パイプクランプ10本買い足したわけです。おかげさまでうまいことくっついたようです。